新車で買えるモタードの選択肢がほとんどない今、701SuperMotoを購入したい!というライダーは多く居るかと思います。
そんな中で皆さんが必ず思うであろう「外車は故障しやすいんじゃない?」という不安感。
すごく理解できるし自分も全く同じことを思っていましたが結論全く心配無しです。
日本国内では絶対数が少なくて故障などの情報が少ない701SuperMotoですが、今回は筆者が実際に乗っていた際にあったトラブルや万が一故障してしまった際の対処を書いていこうと思います。
実際に起こった故障
タイトルにデカデカと故障なんて書いてありますが2年間乗っていて「走れなくなる」「止まれなくなる」といった致命的な故障は皆無でした。
筆者がオーナーだった頃に発生した故障は小さいもので↓の2つくらいでした。
グリップヒーターの接着剤が取れた
納車を急かしてしまったせいもあり、グリップヒーターを取り付けたのが納車前日だったようでグリップとハンドルの間に塗布する接着剤が剥がれてグリップが空回りしてしまいました。
乗車した際体重を掛けたらズルっとした嫌な感触があったため、ハスクバーナのディーラーに相談。
保証で直してくれることとなり事なきを得ました。
ミラー(社外中華品)の脱落
これは完全に筆者の落ち度ですね。某ブロガー様がやっていたカスタムをマネしたくなってみてハンドルミラーを購入したは良いもののボルトの締め付けが甘くて右ミラーが脱落してバキバキに破損!
走行中だったのでかなり焦りましたが幸いにも後続車はおらず被害はミラーが粉々になった程度でした。
対策としてネジロック材を塗布することで解決させました。ノーブランド品のものでしたが効果は抜群!それ以来脱落することは無くなりました。(後に視認性の悪さから純正品に戻したのは別の話…)
発生したトラブルは上記2点くらいのもので、故障という程の事象は起こりませんでした。他ユーザーの情報を見ていて多かったオイルフィルター付近からのオイル漏れ等は筆者の車体では一切起きず!
それでも故障した場合は…
それでもやっぱり不安だ…という人向けに2つの対処方法をアドバイスしたいと思います!
故障したらハスクバーナ正規ディーラーに即相談!
正規ディーラーで新車購入した場合は1年のメーカー保証が付いてきます。
この保証でほとんどの初期トラブルが解消できるので購入時は不安だった筆者も安心して乗ることができました。
故障が発生しやすいのは新車時か寿命間近のどちらかなので最初の1年を無償でカバーできるのはとても心強かったです!(あまりお世話になることがないのが理想ですが…)
※豆知識 「バスタブカーブについて」
バイクだけでなく機械全般に当てはまりますが新品時は特に故障しやすくなり、それを超えれば安定稼働できるという法則を図にしたものです。
上図を見て分かる通り故障というのは新車時に集中しやすい傾向にあります。
この不安をカバーしてくれる新車保証はありがたいシステムですよね!
情報が限られている車種ですので自分で無理に直そうとせずプロに相談するのが一番の近道だと思います。良かれと思ってやったことが裏目に出ることもしばしばありますので長く乗るためにもベストな方法だと思います。
対処方法2 故障のリスクを受け入れる
メンタルが強い方が勝ち!の理論。
機械である以上は故障のリスクが付き物です。そのリスクを承知の上で乗ろうという趣旨です。
世の中には701SuperMotoに対するネガティブな情報も流れていますがあなたが購入する701にそれが起こる確率はそんなに高くないはずです。現に筆者の701にも故障は起こりませんでした。
故障の情報を集めているうちに「自分の701も壊れてしまうんじゃないか?」と錯覚してしまっている可能性も否定できません。
決して壊れやすいという事はなく、むしろ国産車よりお金を掛けて作っているし頑丈そのものです。
特に国産車との違いを感じたのがボルト類へのこだわりです。
各部のボルトは梨地メッキのものを使用しており耐腐食性を意識していて流石元祖オフ車メーカー!と感じました。国産車ではコストの都合もありここまではできない!
創業120年(ホンダより歴史が長い!)を超えているバイクメーカーが満を持して製作したバイクなので安心して乗れますし、万が一故障しても上記したように保証期間内であれば無償修理してもらうことが可能です。
メンテナンスについて
エンジンオイルの交換周期が2000km毎と短い以外は国産車と何ら変わりはありませんでした。
ここでは筆者が無故障を維持するために実際に行っていたメンテナンス?を紹介していきたいと思います。
エンジンオイル交換
搭載されているLC4エンジンはデリケートな部類に入るようでエンジンオイルの交換周期は2000km毎と国産車より早いペースでやってきます。人間で例えると血液のようなものですからここはケチらず定期的に交換していました。
毎回ディーラーにお願いしていると出費が多くなってしまうため取扱説明書を見ながら自分で行うようにしていました。
以下の記事でも解説しているので興味のある方は参考にして頂ければと思います。
定期点検に出す
人間もバイクも定期的に専門家の元で受診して不具合を早期発見することが大事です!
筆者の場合は点検に出した結果健康そのものでしたが不具合があった場合、早期発見してあげることで事故を未然に防いだり修理費用が格段に安くなることがあるためここもケチらず必要支出としてディーラーにお願いしていました。
筆者の場合はエンジンオイル交換の方法を教えて頂いたりオイルフィルターをディーラーで購入することで節約するようにしていました。廃オイルの捨て方は自治体の定めた方法で行うように心がけて!
こまめな洗車
ドロドロなモタードバイクもかっこいいけど、ピカピカな方が乗っていても気持ちいいですよね!フレームなどに付いた泥などが原因で錆が出たりするのでこまめな洗車を心がけていました。洗車中って車体をまじまじ見る良い機会なので脱落しかけている部品が無いかついでにチェックもできて一石二鳥!
筆者の場合は最低でも月に1度、気分が乗っているときは走行後に毎回軽く洗車するように心がけていました。
最後に
今回の記事いかがだったでしょうか。どのようなバイクも故障のリスクはゼロではありません。
ですが701SuperMotoに関して言えばコスト度外視なため、国産バイクよりも堅牢な作りになっているので多少ラフに扱ったところで故障する危険は極めて低いです。
普段からメンテナンスや点検をすることで故障を未然に防ぐこともできますし、万が一故障してもディーラーに相談するという手段だけ覚えておけば全く問題なく国産車と同様に安心して走れてしまいます。
外車を購入したいけど一歩が踏み出せない…この記事がそんなライダーの一助になれたら幸いです。
それでは良いバイクライフを!
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