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【フリーランスはやめたほうがいい?】脱サラしてから2年目を迎えて感じていること

ライフスタイル

この記事では現在会社員をしているけどフリーランス(個人事業主)になって独立したい!という方へ向けてメリットとデメリット、会社を辞めるまでに行動しておいた方が良いことを筆者の経験談を交えてまとめてみました。


「自分はフリーランスに向いているのか?」といった疑問や会社を辞めて独立する計画をしている人の参考になる記事を魂を込めて書いたので是非最後まで読んでみてください!

私の経歴

37歳、関東某所に在住。
フィールドエンジニア・アルバイト・株から得られる配当収入の三本柱で生計を立てています。
主な趣味はバイクと旅行!

22歳で自動車大学校を卒業後、某自動車ディーラーで自動車整備士として7年間勤務し転職。
工業製品メーカーでフィールドエンジニア・製品の保守計画・営業を8年間担当していました!現在は異業種のフィールドエンジニア(一人親方)として開業届を出して2年目を迎えました。

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フリーランスとは何?個人事業主との違い

フリーランスを一言で表すと「個人で仕事を請け負う働き方」です。
特定の企業や組織には属さず自分の身ひとつでお金を稼ぐというものです。
よく個人事業主と混同される方もいますが、根本は同じと思って頂いて差し支えないです。
フリーランスと個人事業主の違いは税務署に開業届を出しているかだけの違いです。なので、フリーランスとして働いている方が開業届を出した場合は税務上、個人事業主として認識されます。

そのため本記事では「フリーランス」と「個人事業主」を便宜上使い分ける場合があるので予めご了承ください。

なぜ安定した給料を捨ててフリーランスになったの?

筆者は自動車大学校を卒業した後に自動車整備士として7年間、フィールドエンジニア兼営業として8年間働いてから独立開業しました。
会社員時の最高年収は900万円、その業界では大手の部類に入っていて福利厚生は文句無しのブッチギリに充実していました。また、業種にもよるかもしれませんがフリーランスとしてデビューするのは遅咲きの部類に入ると思います。
そんな安定した収入を捨て、年齢のリスクを背負ってまで私がフリーランスになったのは3つの理由があったからです。

理由1:働き方は自分で決めたい!

会社員を15年続けているといろいろな不満が出てくるものです。
通勤電車のイライラ、何をするにも上司の決裁が必要、突然の人事異動や社内政治と数えたらキリがありませんでした。近年の過剰なコンプライアンス意識がもたらす非生産的な事務仕事に心底嫌気が差し、それらを会社員として解決するのは非常にエネルギーが必要で失敗した時のリスクが大きいため、「自分の楽園は自分で作る!」をモットーに自分の経験やスキルを活かして独立する決心をしたのがきっかけでした。

理由2:長生きしたい!

私が最後に在籍していた会社ではフィールドエンジニア(お客様の工場へ出向いて納入品の修理等を行う業務)を務めていましたが、設備の故障時にはコールセンターではなく私の会社携帯へ直接電話が来て否応なく対応を求められます。工場の形態にもよりますが、電気代節約のため深夜に本稼働しているお客様も居たため、365日24時間いつ緊急の連絡が入るかわからない状態で、状況によっては突発的に客先へ出向する必要がありました。
完全に休みの日がほとんどなく、連絡が取りにくくなる海外旅行などは会社と顧客からのプレッシャーもあり、とてもじゃないが行ける状態ではありませんでした。
また、製造工場への出向が多かったため、お世辞にも現場環境が良い場所ではありませんでした。
過酷な労働でのストレスか私の先輩方は定年退職を待たずして他界、または定年後すぐに亡くなる方や心臓の病気やうつ病や適応障害になる方が多くいました。
私自身は頼もしい社内メンバーや良い顧客に恵まれて比較的良い環境ではありましたが、激務故のストレスからお腹を下す事も多々あり、上司や労組へ改善を申し入れても一向に改善されない状況だった為、お金より健康を重視したのが理由の2つ目です。

理由3:心豊かな人生を送りたい

ある日私の大切な友人がステージ4の癌宣告をされ、それから間もなく天国に旅立ってしまいました。
33歳とあまりにも若すぎる旅立ちで、当時非常にショックを受けました。
その時に思ったのが「人生の時間には限りがある」という事です。普段あまり意識していなかった「人間はいつか死ぬ」という事について深く考えた時期がありました。
その結果、「明日死んでも後悔しない人生を送りたい!」という思いが芽生え、理由1と2の動機を激しく後押しする事となりました。

また、様々な選択を自分で決断した方が人生幸せになれるという経験もあり、会社員と比較して圧倒的に裁量権のある個人事業主という働き方を選びました。

フリーランス(個人事業主)のメリット・デメリット

私が個人事業主になってから感じたメリットやデメリットを下記していきたいと思います。

会社員とフリーランの主な違い

まず、会社員とフリーランスは大まかに分けて下図のような違いがあります。

      会社員フリーランス
健康保険・協会けんぽ、組合保険に加入 
・傷病手当金や出産手当金あり
国民健康保険に加入
雇用保険失業給付、育児休業給付、
介護休業給付などがある
なし
労災保険加入しているなし
年金国民年金・厚生年金の2階建て国民年金のみ
(2階部分は自分で積み立て)
税金・源泉徴収される
・一部給与所得控除あり
・確定申告の必要あり
・経費を計上可能

保険制度が充実していて収入が安定しているのが会社員、税制面で優れているのがフリーランスと言ったところでしょうか。これらを踏まえて私が実際にフリーランスとして独立して感じたメリットとデメリットを書いていきたいと思います。

フリーランスのメリット

大きく分けて3つのメリットがあります。

全てが自由

タイトルの通りです!
働く時間、場所は自分次第!休日は自分で決めれますし、仕事の合間にジムに行って運動してからまた仕事!なんて会社員では考えられないような働き方ができちゃいます。
朝が弱い人は昼から仕事を開始しても構いませんし、夜は趣味に没頭したい!という方は早朝から仕事を始めても誰にも文句は言われません。働き方、生き方の自由度が非常に高いのがフリーランスのメリット1つ目です。

収入の伸びしろがあり、税金対策も幅広い

会社員の場合、平均461万円が収入となっており一部上場企業でそこそこのポジションに就いていたとしても1500万円程がほとんどを占めるかと思います。
フリーランスの場合、不安定さはあるものの働き方の自由度から年収は青天井です。
外注やアルバイトさんを雇い、さらに売り上げを伸ばすことだってできちゃいます。

また、フリーランスの場合は複式帳簿を確定申告時に提出することで最大65万円の所得控除が使えることに加えて、家賃の一部や車両費、電気代等の各種支払いは経費にできてしまいます(事業用途で支払った分に限ります)つまり、所得控除や経費を計上することで所得額を減らせる=税金の支払いを抑える!ということができてしまいます。これは個人事業主や経営者の特権と言えるでしょう。

煩わしい人間関係がほぼない

小うるさいだけで何もしない上司、嫌味な顧客に頭を悩ませている会社員の方に朗報です!
フリーランスであれば「誰と仕事をするか」を選べます!
「パワハラが酷い」「支払いが毎月遅れる」「何度も仕様変更をしてきて追加料金を払わない」といった爆弾顧客とは自分の判断で取引をしないことを選べるのがメリット3つ目です。
取引を停止した場合、収入が減ることがデメリットとして目立ちますがストレスが大きく減らせることができるというメリットが上回ります。おかげで毎日快眠、朝はすっきり起きれるようになりました!笑

フリーランスのデメリット

フリーランスのデメリットは定番かもしれませんが以下3つを非常に感じています。

社会的信用がほぼない

駆け出しフリーランスはローンの借り入れや賃貸契約が困難です。
収入が不安定で支払い能力が無いとみなされてしまうのが現実です。
会社員が高額な住宅ローンを組めるのは「会社の信用」というバックボーンがあるからで、フリーランスの場合は後ろ盾が無いため、当然と言えば当然。社会は世知辛いものですね。

収入は不安定

安定した収入を得るのは大変難しいのが現実です。
ボーナスは無いし稼いだお金の一部は税金として支払うので、ある程度計算して銀行口座に残しておく必要があります。
参考までに私がフリーランスになってからの収入で最高額と最低額を下記したいと思います。

月収例(最高額)


フィールドエンジニア業務:22万円
アルバイト:5万円
株からの配当所得:32万円

合計:590,000円

どうですか?生活する分には全く困らないように見えると思いますが↓も見てみてください。

月収例(最低額)


フィールドエンジニア業務:30,000円

合計:30,000円!

月々のお小遣いではなく大の大人の月収です!笑
さらにここから各種税金の支払いがあるため申告内容次第ではさらに収入が少なくなります。
ざっくり計算ですがこれらを平均すると300万円程の年収になるかと思います。
ご覧の通り大なり小なり収入に波があるのが事実です。会社員のような安定した収入とはかけ離れていると思って頂いて良いと思います。

意外と忙しい

会社員時代は目の前の仕事に集中していればお給料がもらえていましたが、個人事業主はそうもいきません。なぜなら仕事を取ってくる「営業」、仕事をこなす「実務」、売上金や経費などを管理する「経理」の3大業務を一人で行う必要があるからです。
営業は代理店などに依頼し、経理は税理士にお願いするという方法もありますが、私の場合は経費節約と後学のために全て一人で行っています。戦略次第ではどんどん楽にすることができるデメリットではありますが、独立したてのフリーランスには中々大きい出費となり二の足を踏んでしまいます。

個人事業主になって後悔しているか?

友人等と食事に行った際、個人事業主になったことを話すと「生活大丈夫なの?」とか「あんな良い会社辞めちゃって後悔しない?」などネガティブなことを聞かれることがたまにあります。
フリーランスになって丸一年が経ち私が思っていることを正直に書いていこうと思います。

結果:全く後悔していない

収入が不安定であるが故に一時はメンタルも不安定になってしまいましたが、現在は自由で自分らしく働けることに感謝していると共に毎日を楽しく過ごせています。
「それはなぜ?」と自分に問いかけてみましたが、「選択できる自由」があるからではないかと思っています。会社員の頃は職場環境や業務を選択することが難しく、やりたくない仕事をすることが非常に苦痛でしたがフリーランスになってからは全てが自分で選択できます!嫌な環境は自分の意思で変えれるということは心の支えになっていますね。

会社員を辞める前に準備した方が良いこと

私の体験談を交えて以下の準備を会社員時代に行っておくことを強くおすすめします!

ファーストキャッシュを得る

「会社辞めて次の日からフリーランスとして稼ぐ!」その心意気は良いですがちょっと待った!フリーランスの世界は弱肉強食、何のスキルもない人間が食べていけるほど甘い世界ではありません。独立を目指している方は自分の適性を確かめる意味でも副業で稼ぐことをおすすめします。会社員である内は副業で失敗(稼げない)しても安定した収入があるためノーリスクです。
しかし、会社を辞めてから全く稼げないという事になってしまったら後戻りはできず、あなたの人生に大きな影響を与えてしまうことは必須です。

開業後に銀行口座の開設

開業後、すぐに事業用の銀行口座を開設しようと信用金庫へ行きましたが帰ってきた返事は「No」でした。売上金の入金や経費の支払い管理ができず非常に困った経験があります。収入や取引実績を証明したり、どういった事業内容かを説明する資料作成等、口座を作るだけで中々苦労したので会社員である間に開業届を提出して銀行口座を作成、少しづつ入金して信用を積み重ねることをおすすめします。

また、ネットバンクは使い勝手が良いことで有名ですが、そもそも屋号名での口座開設ができなかったり個人事業主向けの融資は金利が非常に高いといったデメリットがあります。銀行から借り入れをして事業拡大したいという思いがある方は信用金庫とお付き合いをすることをお勧めします。地方銀行やメガバンクでは冷たくあしらわれてしまいますが信用金庫は非営利企業となっており、地域密着型が基本で個人事業主や経営者に非常に寄り添った対応をしてくれます。貸付金利やATM手数料は他行より少々高く、アプリが充実していない等のデメリットもありますが今後事業を拡大していきたい方には一考の価値があると思います。

【最重要!】お世話になった人達への恩返し

本当に大切な人だけで良いのでご飯をおごる等といった簡単な恩返しを行うことをお勧めします。フリーランスは基本的に1匹狼ですが仕事に没頭しているうちに本当のはぐれ狼になっていて困ったときに誰も助けてくれない!なんてことがあるかもしれません。フリーランスにおいて人脈と友達はお金より大切なものと考えています。

今の自分がいるのは自分ひとりの実力だけではありません。
新入社員の時に見放さないで面倒を見てくれた先輩、困ったときに発注をくれた顧客、プライベートを支えてくれた家族や友人と数えだしたらキリがないと思います。
そんな仲間や家族がいなければ自由なフリーランスになっても生活は何一つ楽しくないので、親しい人への感謝の気持ちは忘れないでいたほうが日々楽しく過ごせると思いますよ!

まとめ

駆け出しフリーランスのリアルな声、いかがでしたか?
まとめると以下のような思いがある方は迷わずフリーランス(個人事業主)になるべきだと思います。

  • ルールに縛られず自由な働き方をしたい
  • 自分のスキルを活かせしてもっと収入を上げたい
  • 今の仕事がどうしても自分に合わず環境を変えたい

この記事を見て「やっぱり自分はサラリーマンが向いているな」と思った方でも会社員として働きながら副業やアルバイトを行ってお金を稼ぐ!というライフスタイルもあります。いずれにしても人生は一度きりなので後悔するようなことだけは無くしたいですよね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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