今日は普段とは違った趣旨で、僕の前職である自動車ディーラー(ブラック企業)を辞めた理由なんかを書いていこうと思います。
僕と同じような境遇で、転職しようか悩んでいる人への参考になれば幸いです。
前半部「1.僕がブラック企業を辞めた理由」は僕のブラック歴半分と話半分なので読み飛ばしてこちらから読んでもらって構いません。
僕がブラック企業を辞めた理由
前職では某社の自動車販売ディーラーに整備士として勤めていました。
体育会系が多い職場ですので先輩の命令は絶対的で、殴られたりとかはしょっちゅうでしたが、職場の雰囲気はとても明るく仕事が終われば、家族のような団欒をする店舗でした。
ところが、店長が変わったタイミングから店舗の雰囲気はどんどん不穏に…
結果、度重なるパワハラと過労でうつ病一歩手前までいき、転職を決意しました。
ここでは僕が転職を決意した3つの理由を本音で書いていきます。
退職したホンネ 1個目
「そうめん」
ある日突然、思い付きのように「そうめん」を販売し始めたことがありました。
念押ししますが自動車ディーラーです!笑経営側の言い分として、当時は東日本大震災が発生した直後で 、被災地の特産品を売る事で、売上金の一部を被災された方達への支援に充てよう! といった趣旨でした。
「被災していない我々は出来る限りの協力しようじゃないか!」 との思いから、頑張ってお客様にも説明して、それなりの売上をチームで達成し僅かながらの寄付を行いました。
それに味をしめたのか、何とそうめんの売上にノルマが課される事に!
エンジンオイルの交換とそうめん購入をお勧めするメカニックや営業マン。
今思い返すと本当に異質な空間でした。
何度でも言うがうちは自動車ディーラーだ! 笑
とどめの一撃、ノルマ未達分については自腹購入を強制!
これ、コンビニとかでも話題になりましたよね。
義援金寄付が目的のはずでは?それっておかしくない?
ただでさえ薄給の僕にとって高級そうめんの出費は痛かった…
お客様の善意を利用してまで商売しようとする性根たくましさに心底落胆。
何よりそんな企業に属している自分が恥ずかしくて情けなくなりました。
退職したホンネ 2個目
「理不尽な理由での評定ダウン」
店長のお知り合いでしょうか。
ある日から、結構な頻度で某ネットワークビジネスを行っているギラギラした感じの胡散臭い兄ちゃんが店に出入りするようになり、金曜日の朝礼後は店長主導の下、会議室に集められて洗剤とかの実演販売が行われていました。(お客様がショールームで待っているにも関わらず…)
馬鹿馬鹿しくなり、無視して現場に戻り 仕事をしていると個室に呼び出され、衝撃の一言!店長「お前は反抗的だからボーナスの評定を下げる事にした」
…はい?
今だったら早退して速攻で労基署にたれ込んでる事案です!笑
まあ、無給での地域清掃活動をバックれてたりしたからしょうがないか、と思って当時は聞き流していました。
後々話を聞くと、どうやら商品を買わなかった人間は評定を下げていたようです。
ちなみにその年の冬ボーナスでは、本当に評価が下がっていました
退職したホンネ 3個目
「長時間の残業」
月々の残業時間は20〜80時間とバラバラでした。
営業マンが獲得してきた車検や点検、修理業務をこなすのが僕たちの主業務でしたが
月初のタイミングでの営業マンは、本職である新車販売ノルマ達成のための
アポ取りや営業活動に勤しんでおり、月初は比較的穏やかな勤務が続きます。が、本当の地獄は2〜4週目からです!
営業マン達は新車販売の他に、車検や点検の入庫台数ノルマがあるため
月半ばを過ぎたあたりから焦り始め、抱えているお客様に一斉に声掛けし、
工場側のキャパシティを遥かに超えた台数を入庫してきます。
システム上、キャパを超える予約はできないようになっていましたが
「売上金を上げるため」という大義名分の元におかまいなしでした。こんな状況が慢性的に続いていたため、体調を崩す同僚が一人、二人と増え始め、
直属の上司であるメカニック班のリーダーはアル中になる始末…
僕自身も長時間の肉体労働で頭が回らず、目の前の仕事を淡々と行うロボットのような状態になっていました。僕は当時、自動車検査員(公務員が行う車検業務を代行するもの)の資格を所有しており、
日中は納期が近かったり、故障などの緊急の仕事を行い、
20時〜深夜4時頃まで車検業務を行うのがルーティンでした。
徹夜明けの朝日は目に染みました。。。笑ちなみに勤怠上は19時頃に退社したことになっている時もありました。
「有給休暇?何それ美味しいの?」ってのが当時の感覚でした。
そんなこんながつもりにつもって、ある日の出勤中に突然、激しい目眩に見舞われ、嘔吐してしまいました。
もう限界!と思い
僕は会社から逃げることを選択しました。
そう思い立って、3ヶ月ほどで転職先を見つけ今に至ります。
今は素晴らしい同僚や上司に恵まれ、毎日楽しみながら仕事をやらせてもらってます。
転職して心から良かったと思いました!
※この話は10年程前の事で、今現在は職場環境も整備され
とても働きやすくなったと前職の同僚から聞きました
自動車整備士を本気で目指している方は、臆する事なく挑戦してください!
転職しようか悩んでいる方へ
色々な理由があり、転職を踏みとどまっている方、いると思います!
我々人間は身体と心の健康こそが最大の資本です。
これが壊れてしまったら、最終的には会社は面倒を見てくれないので自分で解決する必要があります。既に転職を決意していて、下記するような理由だけで踏みとどまっているのであれば
気にすることなく現在の会社を去って良いと思います。
転職に踏み切れない理由1
自分が辞めたら同僚の負担が大きくなるから…気分を害されたら非常に申し訳ありませんが、あなたの変わりはいくらでもいます。
開いた穴を埋めるのは経営側の仕事で、あなたが気に掛けることではありません。
逆にあなたが居なくなった穴を埋めれないような組織は遅かれ早かれ長続きしないので1日も早く退職届を提出しましょう。
転職に踏み切れない理由2
上司や同僚から「絶対に成功しない!」とか「現状維持がベスト!」と言われてるこれも転職あるあるです。
僕も転職することを、パワハラ店長に告げた時には
「お前みたいなダメ人間はどこに行ってもきっと失敗する!」 「俺の周りにいる転職活動した人間はみんな失敗した」 とかそりゃもう酷いことを言われました。
そんなことを言われ続けると、「サーカスの像」状態になってしまうんですよね。
「サーカスの像」とは昔からある例え話です。鎖で繋がれた小像は太い鎖で足を繋がれており、どう頑張っても逃げられないことを学習します。
小像はやがて大人になり、杭ごと鎖を引きちぎる力を得たので 逃げることもできましたが、
それを実行に移そうとしません。
管理する人間により調教されてしまい、自分で自分の限界を決めつけてしまっている状態のことを言います。チャレンジを妨害しようとしてくる人は身近にも潜んでたりしています。
自身で転職する!と判断したら、他人のネガティブな意見に耳を貸す必要はありません。
バスケの神様、マイケルジョーダンも言ってましたが、
チャレンジして失敗する事より、何もしないことの方がよっぽど怖い!と僕は思います。
転職に踏み切れない理由3
職場に退職を告げるのが気まずい今の職場に退職を告げるのは転職先が決まってからにしましょう。
その際は明確に「○月をもって退職します」と伝えましょう。
大体の上司は引き留めようとしてきますが、
転職先が決まっていれば 引き止められる理由もないため、すんなり辞められる事が多いです。
ただし、退職する2週間前までには申告するようにしましょう。
僕の場合、本当にお世話になった工場長に退職を告げるのは
心苦しいものがありましたが、心を鬼にして退職の旨、言い放ちました。
退職を引き止めるべく、深夜までファミレスで語り合ったりしましたが
最後には僕の決意を汲んでくれて背中を押してくれました。
転職を決意した人にはこちらの記事もおすすめです。
転職活動にエージェント登録は必要?
サービス業以外の職種は休みが土日となるのが一般的です。
そのため平日に面接を行ったりする事が多いのですが、
仕事をしながら転職先に面接のアポを取ったり、エントリーシートや履歴書を作成したりと
一人でこなすには中々の負担となります。
そのため転職サイトに登録して転職先を仲介してもらう手がありますが注意点があります。
自分とエージェントの利害関係は必ずしも一致しないということです。
転職サイトもボランティアで運営されているのではありません。
自社の利益を優先して、エージェントにとって都合が良い会社を紹介してくることがある場合も…そのため、エージェントに丸め込まれて、妥協して転職先を決定しないようにしてください。
僕の場合は好き放題わがままを聞いて頂いた結果、
今のホワイト企業に転職することができ、年収、休日日数も増やす事ができました。
あの時対応頂いたエージェントさんには今でも感謝しています。
人生の中でそう多くない転職ですので、なるべく妥協しないで粘りましょう!
一生のうちに数回の転職活動。
是非成功させましょう!
こんな人は転職に向きません!
1.現状以上のポジションを望む人
給与や休日条件とは違った待遇のことです。
新しい会社に入ったら自分が何歳だろうと、前職と同じ立場からのスタートではありません。
現状係長の人が次の職場でも同じ役職に着くということは大抵の場合、叶いません。また、異業種へ転職した場合、分からない事が出てくるのは当たり前のことで
自分より遥かに優秀な人はこの世に沢山存在します。
時には歳下の先輩から怒られたり、バカにされる事なんかもあり、
「そんなこと絶対に耐えられない!」という人は転職には向かいないと思います
僕の場合は28歳でエクセルやワードを頻繁に使う職場へ転職しましたが、
そんなもの学生の時以来、触った事がなく操作もチンプンカンプンでした。当時19歳の先輩にエクセルの使い方を教えてもらいに行って
「こんなことも知らないんですか!?笑」と結構バカにされたりもしました…
(今ではその先輩とも仲良くやらせて頂いてます)
2.上司と反りが合わなく、喧嘩別れを考えている人
一時的な感情に任せて退職するのは得策とは言えません。
仕事の方針なんかで衝突することが稀にありますが大体の場合は話し合いで解決します。
感情任せではなく今後どういうプランでキャリアアップしたいか、筋道を立てて計画的に行うのが良いと思います。
3.自分を客観視できない人
昔なにかの本で読みましたが、アメリカでの心理実験の結果、
「自己評価は他者評価の数割増し」になるという研究結果が出たとのことでした。
自己評価は能力のピーク時や大きな結果を出した時を評価対象とし、他者評価は平均時の能力を評価対象とする傾向が強いため、互いの評価にギャップが生まれるとのことでした。これは転職した際にお互いが不幸になる可能性があるため要注意です。
会社側は履歴書や面接時でその人のスキルを計りますがここでミスマッチが生まれると、いざ転職した際に自分も会社も「あれ?こんなはずじゃなかったのに」といったことが起こってしまいます。
その結果、再度の転職を余儀なくされ時間をロスしてしまうといった友人や同僚を何人か見てきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職を考えている人の参考になればと思い記事を書きましたが
「踏み止まる」ということを決断した方の意見も僕は尊重しています。
職場環境で悩んでいる方の中には結婚されてお子さんがいるから
転職するリスクは負いたくない!ていう方も沢山いるかと思います。
そんな方は今の職場で上手く立ち回るスキルを伸ばしていけば良いと思いますし、
転職に踏み切る!ってのも大変な決断で、本当に勇気がいることです。
いずれの選択にせよ、自分の決断は正しかった!と最終的に言えれば万々歳です。
同じ境遇の方がいて少しでもアドバイスになれば幸いです。
転職を選んだ方は転職サイトに登録することをおすすめします。
仕事をしながら転職活動をするのは本当に大変だとおもいますが
良いエージェントと巡り合えれば大変な転職活動も順調に進むと思います。
また、転職活動をすることで自分の市場価値(給料)をノーリスクで知ることもできます。
現状を打破したい方はまずは転職エージェントへ相談してみるのが良いと思います。
今勤めている会社に退職する旨を伝えたにも関わらず、退職手続きを行ってくれない等のブラック企業の場合は退職代行サービスを使用することを強くおすすめします。
あなたの人生の貴重な時間をブラック企業で費やす必要はありません!一日でも早く条件の良い会社に移れるようこれらのサービスを使用することも検討されてみてはいかがでしょうか。
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