ツーリングの雨対策！快適なレインウェアを紹介！

生地に染み込もうとする水の力を抑える性能のことを耐水圧といいます。
耐水圧の数値を見ることで「どのくらいの水の圧力に耐えられるのか？」ということを知ることができます。

この数値の高さ＝防水性の高さとなるため、レインウェア選びでは最も重視したい数値です。
耐水圧の目安としては以下のように対応しているようです。

• 300mm→小雨に耐えられる
• 2,000mm→中雨に耐えられる
• 10,000mm→大雨に耐えられる
• 20,000mm→台風などの嵐に耐えられる

バイク用ではライダーの身体は丸出しで高速道路を走ろうものなら痛いくらいの勢いで雨粒が衝突します。
耐水圧は20,000mm以上あるものを基準に選びましょう！

簡単に説明すると、この数値が高いほど雨の中でも快適に過ごすことができます。
この数値は「結露しない状態で24時間にどれくらいの水分を外に放出するのか」、ということが数値でわかるように表しています。

これだけではピンとこないかもしれないので、色々な状態での発汗量を調べてみました。

【成人の発汗量目安】

• 安静時で1時間あたり：約50g（24時間＝約1,200g）
• ウォーキングなどの軽い運動で1時間あたり：約500g（24時間＝12,000g）
• ランニングなどの激しい運動で１時間あたり：約1,000g（24時間＝約24,000g）

バイクに乗っている際は軽い運動状態で雨の中を目安４時間走ると仮定して選ぶことをお勧めしたいです。
そうすると透湿性は約2,000gが目安となりますが、数値だけでは語れないのが透湿性です。
バイクに乗っている時は様々な動作をして意外と汗をかくし、外気温とインナーの温度差で結露することがあります。
そのため透湿性は余裕をもって10,000g/24h以上のもの選ぶことをお勧めします。

意外かもしれませんが、バイクメーカーであるヤマハのレインウェアです。
このレインウェアの性能は・・・

耐水圧・・・20,000mm

透湿性・・・12,000g/24h

となっていて、雨の日で一日中走り回っても浸水せず、高い透湿性のため蒸れずに快適に過ごすことができます。

ヤマハ発動機　YAR19の優れた機能！

１．雨水の侵入を防ぐネックダブルガード

雨天走行時は首元に雨水が当たってインナーに侵入したり、ヘルメットのあごひもを伝って雨水が侵入してくることがあります。
このネックガードは一番浸水しやすい首元とその上から大型のネックガードの2重構造で浸水を防止してくれるため、雨天でもインナーが濡れることなく快適に走行することができます。

２．スリーブダブルガード

手首部のスリーブも2重構造になっています。
雨天走行時はグローブの袖口をきつく縛っても隙間から雨水が侵入してしまいますが、このスリーブは外袖に水抜き用の穴を設けることで万が一の浸水も防いでくれます。
グローブの上からかぶせるように保護するため、袖口からの浸水はほとんどしません。

３．ウェストダブルガード

上着がたるんだところに水たまりができてそれがファスナーから浸水してお腹周りのインナーがびちょびちょになることがありますが、この機能によりそんな現象を防ぐことができます。
また、ズボンの股上は深めに作ってあるので水たまりも出来にくくファスナーからの浸水を2重で防いでくれます。